Posts Tagged ‘言葉の遅れ’
私が出会った自閉症児を育児中の尊敬できるママ
私は、自閉症の疑いがあると市や医療機関で言われた乳幼児や発達障害児そして、本物の自閉症児とたくさん出会って来ました。
その中でも3人の本物の自閉症児のママを特に尊敬しています。
しん君のママに最初に出会ったとき、しん君は既に5歳7ヶ月でした。
内心『うーん・・・出会うのが遅かった!』
と思いました。
しん君は本物の自閉症に加え、熱性痙攣を数度おこしてんかんを併発していました。
この熱性痙攣ですが、今まで出会った言葉が出なかった乳幼児の中でも高熱に対するママの経験不足からたびたび痙攣までひきおこさせてしまっていました。
そして、てんかんにつながっているケースを何度もみてきました。
しかし、知育指導により言葉がでてきたりママの認識が変わると常に飲んでいた薬を医師からやめても良いとの指示が出るまでになるのでした。
しん君のママは、私からの1ヵ月ごとの課題を毎日毎日それはそれは真剣にやってくださいました。
「先生に出会えるのが遅かった分、何でもやりますから
どんどんおっしゃってください。」
「私は、小学校の教師をしている身でありながら、我が子が障がいを背負ってしまっても何をしたら良いのかがまったく分かりませんでした。この子に本当に申し訳ないことをしました。」
こうしたやり取りを1年半続け、小学1年生にしん君はなりました。
5歳7ヶ月のときまで、声もでなく多動オムツもはずせなく、1冊の本も見ない子だったしん君
まるで野生動物のようでした。
7歳になり手を振り切って走っていくことはなくなりました。
3語文で話せるようになりました。
ひらがな53文字が全部読め、数字の1から10までが書けるようになりました。
『医学で治らないなら教育で導く!』
小学校教師のママの教育者魂に灯がついたのでした。
荒関式ことば発達法 購入者の声 大橋様
はじめまして。
荒関式言葉発達法の言葉を引き出すを購入して3カ月と8日がすぎました。大橋です。3歳5カ月です。
言葉と言葉の理解が遅れており、2歳9カ月の時点で療育センターで知能検査のようなものをした結果、
言葉は1歳8カ月程度、言葉の理解は2歳2カ月程度と言われました。
ただ、療育センターに通うのではなく自宅で声かけをしていき半年間様子をみてください。と言われ終了。
一歳半健診から一年以上心配してやれることはないか区役所に相談に通い、3カ月待ちで検査した結果がこれだけでした。
一年たってもでる言葉はワン、パン、はいぐらいで、イヤとあっちが増えたぐらいでしたので、
このままではいけないと思いこちらのテキストを購入させていただきました。
言葉と言葉の理解が遅い他は食べ物の好き嫌いが多いことくらいでお友達とも仲良くできるし、ニコニコ楽しそうにすごす子です。
テキストが届いて感じたのは、テレビにはやい時期から長い時間頼りすぎていたこと、
足の指も内側に曲がっていました。また、熱性けいれんを3回していることも当てはまりました
実践して1週間でパパ、ママ、じぃじ、ばぁばが言えるようになったときの感動は忘れません。
その後単語は増えていき、2カ月たたずに2語文のようなものが、3カ月たつ頃には3語文のようなものがでています。
『のようなもの』と表現しているのは、滑舌が悪いことと、助詞が入らないからです。
現在心配なのは、滑舌がどうしたら改善するのか、
『てにをは』の助詞は自然に入るものなのかという点です。
また、簡単な質問『今日なにできたの?』や『誰に買ってもらったの?』という問いも理解できていないのも心配です。
これらの改善のためにできることを教えていただければ幸いです。
現在は荒関式言葉発達法の会話を引き出す方法を購入しようか、
横浜の言葉の教室に通おうか悩んでいます。
合わせて、食べ物の好き嫌いは全く変化がないのですが、
今後改善の可能性はあるでしょうか?
長文失礼致しました。
どうぞよろしくお願い致します。
荒関によるアドバイス
今までほとんどでした。
薬が不要になられています。
つまりそれは言葉をとりもどすことで聴覚に問題がない限り、思考がスムーズになり
脳へのストレスがなくなっていくのだと思います。勿論それは3歳前後の、脳が80%完成する前ということが前提だと思います。
私は、それは3歳3ヶ月までだと思いますが現状私のところ個別で月に1回通学しているお子様は4歳までならば約半年で薬が不要になられています。
テレビ・・・通常テレビだけで言葉が出ないということではなく上記のいずれかが加わっています。また、「ママの産後ブルー」によるウツ的状況によってママが話さなくなることのほうが深刻で2歳ごろより自閉的症状を見せてきます。
<実践して1週間でパパ、ママ、じぃじ、ばぁばが言えるようになったときの感動は忘れません。
<その後単語は増えていき、2カ月たたずに2語文のようなものが、3カ月たつ頃には3語文のようなものがでています。
ママの言動を変えられた・・これだけで単語がでてこられたのなら脳に異常はほぼないでしょう。
熱性痙攣の後遺症が最小で抑えられているようです。
<『のようなもの』と表現しているのは、滑舌が悪いことと、助詞が入らないからです。
<現在心配なのは、滑舌がどうしたら改善するのか、『てにをは』の助詞は自然に入るものなのかという点です。
<また、簡単な質問『今日なにできたの?』や『誰に買ってもらったの?』という問いも理解できていないのも心配です。
<これらの改善のためにできることを教えていただければ幸いです。
①0歳児のときに横抱っこ中心または寝かされていることが多く、呼吸が浅い・・・言葉は息を吸ってこそ出てきます。
その吸う力が弱いのです・・・太いストローでピンポン玉を吸い上げられますか?
マラソンを親子でしましょう!!椅子に1人で20分連続で座れるお子様にしましょう。(絵本などを見せてあげてもOKです。)
②2語文カードで助詞をいれて教えてあげてください
・・・ママからの会話もできるだけ助詞をはっきり言いながら言葉を入力してあげてください。
言葉は体から出てくるものではなく入力するから出るのです。その量はお子様により
違います。溢れてこそ言葉は出てくるのですから、まずはたくさん入れてあげてください。
お子様の言葉の脳の容量が大きければ大きいほど後が楽しみですが、出てくるのは遅くなります。
でも容量が大きいのだと信じてやれば楽しみ倍増です!
<現在は荒関式言葉発達法の会話を引き出す方法を購入しようか、横浜の言葉の教室に通おうか悩んでいます。
<合わせて、食べ物の好き嫌いは全く変化がないのですが、今後改善の可能性はあるでしょうか?
解明されています。3語文が上手になるころには、偏食の問題はなくなっていっているのを
多くのお子様の指導から私は見てきました。
後一歩です!がんばってください!!応援しています。
ヤル気のある子の育て方
小中学生のお子さまをお持ちの保護者様から、わが子のヤル気のなさについての悩みをよくお聞きします。
「私はそれほど怒りませんし、どちらかといえば誉める方です。なのに、子どもはまったくヤル気がありません。どうしたら良いでしょうか?」
こうしたある種、嘆きのようなご相談をお受けします。
そうした方のお子さんは、確かにお世辞にもヤル気があるようには見えません。
しかし、そのようなお子さまでも「自分は伸びなくてもいい。」などとは決して思ってはいません。
どの子もみんな『いろいろできるようになりたい。』と心根では思っていると感じます。
でも、年を重ねるごとに出来ないことが多くなっていくのも現実です。
理由は、脳に刻まれた親や周りの者からのマイナスイメージの言動です。
また、運動分野では0歳から1歳半までにおける親のスキンシップ量と運動量の少なさが問題を引き起こしていると思われます。
そのため、身体的未発達な部位により脳のより良い発達を遅らせてしまっていると感じることが多々あります。
私はこうした小学生達には、頭の回転を早くするゲームや視覚からの判別能力を高めるゲームを通常の学習に加えてきました。
ゲームの中で、感覚自体を高めるだけでなく充分誉めます。
親や周囲の者からの言動に傷ついた脳のトラウマを、少しずつ取り去っていったのです。
すると、そこから子ども達の脳はヤル気を取り戻し頑張り始めたのです。
6歳までに90%完成した小中学生の脳に対しては、心理的な回復をきっかけにしていくこともヤル気の元なのです。
荒関式ことば発達法 購入者の声
川村と申します。一度問い合わせメールをして、
さっそくセットパックを購入し4月から実践しています。
子供は4歳2カ月で、○○といいます。
約2カ月前は、ことばは単語のみで自分の好きな時に発するだけで、
動物などの名前は言えますがこちらからの質問には一回答えてくれれば良いほうでした。
会話はできず、素振りでなにをしてほしいのか訴えてくるのを、必死できいてなんとなくわかるので、答えていました。
かなりおちつきがなくじっとしていることがあまりありませんでした。
何を言っているのかわかりますが、自分の要求が通らないとギャーギャー泣いてしまい、物を投げるときもありました。
実践後、かなりの単語が増えてきました。
気に入った絵本を何度も読んであげたりして、いままで、ほっときすぎたんだと反省しました。
おふろでは指のマッサージと1から10まで、順番に指を増やせるようになりました。
グーチョキパーも速くなってきました。
私は、仕事をしていて小学生の姉もいるので、夕方は宿題をみてあげたり、家事などに追われて、
○○のことはなかなかかまえませんが、一冊だけでもカードだけでも、数字だけでもいいので、
少しでも○○と遊べるように努力する毎日です。
足りないと言われれば足りないと思います。
ですが、○○はオウム返しが速くなり、自分から発する言葉が増えてきました。
時々2語文も出てきました。最近は自分のことを「○○」「おねえちゃん」「ママ」と指をさして話してくれるようになりました。
まだまだ、泣いてばかりで何を訴えているのかわからないときもありますが、かなり変わってきたと同居の祖母から言われました。
ただ、ことばが遅いことと困っているのが、散歩に行けば勝手に走っていってしまい、自分の行きたい方向へ行ったり、信号までいってしまうのを必死で止めることが多く、とにかく動きが早く、油断するとどんな場所でもおもしろがって走って行ってしまうことが多くあります。
手をつないで歩くときは歩くこともあります。
買い物は、どこかにいこうとしますが、呼べは戻ってきます。
図書館など静かにするべきでは、走り回って、しかも、注意してもやめなくて、やめさせようとしますが、つかまらないので、必死で捕まえて抱っこしてその場を離れます。
また、椅子に座って待つべきところでじっと待つことができなくて、困っています。姉の習い事には連れて行けないです。
じっとしていなので。
私の力が足りないと思うのですが、どうしたらいいのか悩む日々です。
椅子に座って待つことが慣れていないのかと思って、家では椅子に座らせて、おえかきをしたり何をするにも椅子に座らせて慣れさせるようにしてはいます。
トイレも家ではトレパンにしていますが、とにかく、トイレに座っても出なくて、パンツですれば濡れたのは嫌なので、
「おしっこでた」とかいいますが、すべて出てからで、勝手に自分でぬいでフルチンで遊んでいたりする日々です。
ウンチもしようとするときがわかりますが、ここに座ってするんだよとおまるを持っていっても、絶対座らずパンツでします。
パンツをはかせずに様子をみていましたが、がまんさせすぎてもいけないかと思い、おむつをはかせてみたら、やっぱりすぐしました。
我慢していたんだと思いました。
座らせてでるなら、まだいいのですが、出たことがないので、どうしたらいいのかわからず悩んでいます。
挙句の果てにトイレをいやがるようになってしまっています。無理には座らせてはいません。
幼稚園では、おむつで行ってます。
家で布にしているので、五月からは布にしようかと先生に相談しようと思っているところです。こういうケース聞いたことがなくて誰に相談しても、良い方法はないです。たぶん、時期じゃないからでしょうか?
長くなりましたが、どうしても相談したくてメールしました。よろしくお願いします。
荒関によるアドバイス
川村様
メールをありがとうございました。
エンジェルコスモの荒関です。
○○君の様子を詳しく教えてくださりありがとうございます。
要求が通らないとギャーギャー言うとのことですが
お話が出来るようになるに従いなくなります。
あと少しの辛抱ですよ。
勝手に走っていってしまうことも同様です。
手をつないでいなければ危険だということが理解できていないことに加え触覚の未発達がありますね。
毎日5分以上コアラちゃん抱っこでぎゅ−とし続けてください。(嫌がっても離さないこと)
20分まで出来るように少しずつ伸ばしてください。
これは呼吸を深くするためです。
始める前に「○○君のことばのでるおまじない始めましょう♪」などと楽しく!
終ったらアイスなど好きなものをもらえるようにしていくと長続きします。
多動の子どもは呼吸が浅いのです。
これは大人になっても同じで、切れやすい人、集中力のない人、
これらは0歳〜6ヶ月ぐらいのはいはいをするまでの期間に縦で抱っこをしてもらった時間の少なさから来ていることが大半です。
椅子に座っていられるようにするにはこれが1番手っ取り早いです。
叱って諭す時は子どもの心臓部を避けて上から斜めに体を乗せてしまい呼吸を深くする方法もあります。
トイレトレーニングは脳と膀胱がつながってからでないと効果がでません。
目を見て口を見せて両手をつないで話してあげてください。
基本態勢がこれです。
1日10冊を目指して最低1冊の絵本頑張ってください!!
しかし言葉は数と形の理解から知能が開発されでてくるものです。
数と形で遊んであげてくださいね。
応援しています。
荒関
まだそんな子育てを信じているの?!
「抱き癖がつくから抱っこのしすぎはいけない.」などと言う説は間違いです。
生後3ヶ月未満の赤ちゃんの呼吸器官はまだまだ未熟です。
そのため息を吸うこと自体が大人のように上手くいきません。
オギャーオギャーと声を上げて泣くことで体に酸素を取り入れているのです。
赤ちゃんのオギャーオギャーの泣き声が、小さければ「呼吸が上手にいっていないのでは?」と捉えた方が良いと思います。
おなかもオムツも大丈夫なのに泣き止まないことがあります。
縦抱っこをしていれば眠るのに横にしてお布団で寝かそうとするとまた泣いてしまう・・・こういったときこそおんぶをしてあげると良いですね。
現代はスリングという前で縦抱っこができるものがあるのでそちらを利用して赤ちゃんの呼吸を整えてあげましょう。
そういえばおんぶ紐を日本であまり見ないようになった頃から発達に障害のあるお子さんが増えてきたように思います。
赤ちゃんは生後2~3ヶ月目で既に口をパクパクさせ、大人が顔を見ながら話しかけると、口元をまねしてお話の練習を始めています。
その証拠にあえて無表情で赤ちゃんの顔を覗き込むとほとんど微笑みませんが笑顔で覗き込むとめいっぱいの微笑みを返してくれます。
というより、まだ顔の表情を真似しているだけですが・・・つまり人間は生後3ヶ月までの縦抱っこと、語りかけの時間で心身の土台が作られているのです。