Posts Tagged ‘言葉の教室’
こどもが言葉を発する時
赤ちゃんは生後より音を聞き分けています。
だからママの声の方を向こうとします。
ママが話しかけてくれればくれるほど声を出して反応しようとします。
生後より毎日顔を覗き込んで目と目を合わせて話しかけてくれたら数か月で
「あごーん」とか
「うぐーん」
とかといったお返事で返してもくれます。
赤ちゃんが日頃出している声をまねをしてママが言ってあげると赤ちゃんはご機嫌になって声で返してくれます。
つまり、この生後4か月ぐらいまでが人間が言葉を発するために喉と口と鼻と舌との
使い方を訓練している重要期間なのです。
しかし、この期間は出産を終えたママが体力面でも1番大変な期間でもあるので
あっという間に過ぎてしまいます。そして、気が付くと1歳半検診で言葉が出てこない・・・となるのです。
ならば!!やり直すのが早い!!
つまり、呼吸法からなおしていくのです。
「荒関式ことば発達法」はそのために作り上げました。
「荒関式 対話へのステップ」WEB版
言葉が出てこない焦りの中で「ことば発達法」を見つけ、
日本中の多くのママ達から、言葉が出てこないことへの
相談メールを沢山頂いています。
そして、「荒関式ことば発達法」のDVDをご購入下さり
「目が合うようになりました!」
「つま先立ちをしなくなりました!」
「単語が出てきました!」
「2語文でいうようになりました!」
「奇異な行動が激減しました!」
「偏食が減ってきました!」
「手をつないで歩いてくれるようになりました!」
等々、本当にうれしく思います。
しかし、親心は次のステップへ・・・
保育園や幼稚園での生活上の問題が待ち受けていたのです。
そこで、制作しましたのが
「荒関式 対話へのステップ」WEB版です!!
発達障害の幼児
発達障害を持つ子どもが多く出現してくるようになって15年が過ぎようとしています。
発達障害は、生まれつきの子どもと出産後の子どもの2つに分かれます。
出産後の子どもの場合3歳4か月ぐらいまでに知能教育を施せば、5歳ぐらいまでに定型児に追いついていきます。
しかし、生まれつきの子の場合は2歳児までに運動療育と知能教育の両方を毎日していくことが望まれます。
但し、わが子が生まれつきかどうかの判断を2歳までにするのは一般の方には分かりづらいものです。
私なりの見分け方は泣き方です。
体を思い切りそり返してずっと泣く姿でほぼわかります。
基本的に呼吸がスムーズでないことが理由だと思います。
12歳の思考の臨界期
私は、3歳児から6歳児用のエンジェルコスモ式知能因子別知能テストを考案しました。
このテスト結果は、コンピューターで瞬時に計算されます。そして、各因子別に数字化されると共に家庭での伸ばし方を示す事ができる仕組みとなっています。
これをプログラマーと共に作り上げたのです。
しかし、小学生になってからの知能の伸びを知るには、校外テストの結果などで推測するしか今まではありませんでした。
知能の土台は、6 歳までに 90%作られるといわれています。
ならば、小学生になってからは、知能因子を土台とした思考力を調べるべきだと考えました。
そこで、小学生用の「思考力テスト」を導入し直営校の生徒さんに実施させて頂きました。
その結果、幼児期の知能指数の傾向とほぼ変わらない結果が出たのです。
その中で、最も顕著に現れたのは空間位置把握能力と言語能力の関係でした。
私は今まで言葉が出るのが遅かったお子さんや、ほぼ出なかったお子さんの研究をしてきました。
その中で言葉が出にくかったお子さんほど、空間位置把握の問題に強いことを知りました。
つまり、言葉が出にくくお友達と遊べず一人遊びの時間が長く、一人で遊べる積み木やレゴブロックなどで遊ぶことが多かったことが一番の良因になったのだと思います。
勿論自宅にブロックや積み木があまりなかったのならば、空間位置把握問題に影響はさほど出なかったと思います。
人間は、五感から情報を脳に送ります。
つまり、赤ちゃんは脳の記憶回路に入れてもらう物事の情報が多ければ多いほど、物ごとに対する理解は深まって行きます。
しかし、情報が少なければ感覚で捉えるだけに終わることが多くなります。
私は、できるものならばルービックキューブの六面をハイスピードで揃えられる人の幼児期を、見てみたいと思っています。
予想では一人遊びの時間が長く、黙々と積み木やレゴブロックなどをしていたのではないかと思っています。
生後より2歳までにできうる限り沢山語りかけ、積み木やレゴブロックなどで充分遊ばせましょう。
3 歳からはレベルアップさせたピタゴラスやレゴブロックと絵本を1人でも読めるぐらいにしましょう。
それだけで、思考力のための良い材料は脳に揃っていくと感じています。
今回の生徒さん方の思考力テスト結果を見て、12歳の思考の臨界期はやはり存在していると感じました。
善の言葉と親の徳
私たち親が子どもに残すべきものは財産以上に親がこの世で積む徳だと私は感じています。
自分が生きていくだけでも大変な現代において、
どれだけの人を救える言動ができるかというのは簡単なことではないでしょう。
しかし、親の言動の全てがわが子の明るい未来につながっていき、
我が子が素晴らしい人に出会い、素敵な人生を歩めることに繋がっていくと知れば、
小さな善を積み続けて行くことも楽しくなってくるでしょう。
一人の力は小さくても、人との出会いはそれを一気に拡大してくれる時があります。
善ある言葉は人間同士が勇気をもって前進できる特効薬!
今日も良き言葉を発していきましょう。
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