Posts Tagged ‘ことばの遅れ’
足と言葉
手足の指が曲がっている子は言葉が出にくい傾向にあります。
次に右足の足首から下が内側に向いてしまっている子もその傾向にあります。
また、そうした足首の理由により右片足だけ偏平足になっている場合も言葉が出にくくなる場合があります。
人間の体は全て脳からの指令で動いていますが手足の末端神経に行き着く際に、曲がっているところがあれば指令に対して脳へ送り返すスピードが遅れます。
つまり、言葉の習得がしにくくなることが手足の指の曲がりと同様に足首の曲がりも影響しているのです。
指先同様足首と足の裏のマッサージも毎日していきましょう。
子どもの目が合わない原因
言葉が遅れているお子さんが、この10年間で3倍以上にになっていると思います。
理由は携帯電話です。
子どもの視覚の成長にはママと授乳中を中心に目を合わせることが最も重要な事なのです。
携帯電話でラインやメールを授乳中にしていれば赤ちゃんの目は見えていても焦点を合わせる事が困難になるのです。
動物の体や各部位は、親が触ったり舐めたり見つめたりすることで正常に機能するようになるのです。
今日から最初の一歩に戻って、ベビーマッサージや顔の横を両手で押さえて目を見つめ合う
訓練を始めましょう!
言葉を出させる第一歩
子どもは遊びで知能を伸ばします。
つまり、遊ばない子どもの脳は発達が不十分になります。
子どもにとって遊びとは、生きることそのものなのです。
0歳から3歳までは自らの体の部位が自由に動くこと自体が楽しいのです。
広いところでハイハイをしたり、歩いたり、走ったり。
ボール投げをしたり、ピョンピョン跳ねたり。
そうした行動を通して遊びの幅が広がっていきます。
それ以上に運動は知能が高まります。
未熟児で生まれたり手足に何らかの障害を持って生まれたり脳自体に障害があっても運動遊びはそれらのすべてを改善していってくれます。
私はそうした子どもたちをたくさん見てきました。
5歳11ヶ月のコウ君
10月5日
先日こう君のママにこう君の1日をビデオに録ってもらいました。
主には食事中とお出かけ前の着替えです。
その中で、1番驚いたのは
幼稚園の制服のボタンが上手くできないといって
ママに「て つ だ って。」と言う場面です。
まだ1つ1つの単語は早くはいえません。
しかし、場面に合った言葉がでてくるスピードは
とても早くなっています。
以前なら癇癪を起こし、床に寝転がっていたのに・・・
食事も偏食がひどく、ママが「作るのが大変!」
といっていたのに、画面上のこう君は
何でもパクパクモリモリ食べています。
医師から3歳で自閉症という診断をされてから
ママが弛まぬ努力でついにここまできたか・・・
私が見てきた数々の発達障害児の中でも
断トツにひどかったこう君が、私が指導し始めて1年4ヶ月
ついにここまで来たのか!
本物の自閉症でもここまで良くなるのなら
私がみてきた残り95%の単なる発達障害児を
私がみれば3ヶ月で良くなってくるのは普通だろう。
今回はママが自宅でこう君のために作ってこられた
数々の知育道具をお持ち頂きました。
私がグループレッスンの中で使ったものや
私の手作りの物をまねしてたくさん作っておられました。
本当にいつもママの努力にはただただ頭が下がります。
私も、もっともっとがんばろう!
荒関式ことば発達法 実践 岡本様
荒関先生こんにちは。
息子が2歳になってもなかなか二語文を話す事ができずに心配していましたが、1人目の男の子だから遅いのかな?という気持ちで焦らない様にしていました。
2人目が妊娠9ヶ月の時に、市の産前産後を利用して平成24年12月から保育園へ入園させました。
保育園に入園すれば言葉も自然に増えて色々学んで成長ができるのではないかと思い、私達の心配事を解消できればと期待していました。
入園当初は毎日楽しく通っていて、言葉も多少増えてきているのかなとも感じていましたが、他の子と比較するとやっぱり遅れを感じていました。
4月に進級しクラスの園児が増えて、クラス受け持つ先生が5人から2人に減り環境が大きく変化した事からか登園する事を嫌がる様になりました。
進級初日に新しい担任の先生に
「園での流れを分かっていない。呼んでも返事をしない。一人で遊んでいる。言葉も遅いし何か特性を持った子なのでは?」と言われて、大変なショックを受けました。
言葉が遅いのは感じておりましたが、何か障害があるとは考えておらず、突然言われた悲しみと怒りを感じ、その日を境に子供との向き合い方などに悩む日が続く様になりました。
その後、私たちの両親にも相談し、荒関式の事を勧められ購入しました。
早速いつもついていたテレビをつけない事から始めました。
本人の好きな電車などの乗り物カードを購入し、図書館で絵本を借りて読み聞かせを行いました。
毎日時間が取れる時に足指マッサージを日々継続して続けています。
本人の興味があるものという事もあり乗り物カードはゲーム感覚で楽しみながら知育ができ、絵本も電車関係のものは自ら持ってきて一緒に読んだりする様になりました。
購入後5か月が経過し、当初に比べれば発する言葉の数はとても多くなりましたし成長も親としては感じています。
岡本 様
こんにちは。ことば発達法の荒関です。この度はメール相談ありがとうございました。
4歳の○○君の言葉の発達についてのご質問にお答えいたします。
3歳から4歳は、0歳から3歳未満で脳が蓄えた知識を元に想像して会話をしていく時期です。
つまりそれは、0歳から3歳での蓄えがどのくらい上手に出来ていたかにかかっています。
上手にとは、呼吸がどのくらい普通にできていたかに他なりません。
生後すぐ人間は肺呼吸(鼻呼吸)が始まります。
赤ちゃんが、はいはいを始めるまでの期間に、
縦抱っこではなく横抱っこの期間が長かったり、
泣いても縦抱っこをあまりせずその後すぐに寝かされていると呼吸が浅い子になって行きます。
勿論生まれつき呼吸が浅い子もいるとは思います。
言葉は息を吸ってこそ話せるのです。
息を吸う力が弱い子は言葉が不鮮明です。
対策としましては笛やラッパなどが上手にふけること。
吹けるのであれば吸う訓練をしましょう。
太いストローで長さ5センチ程のものを用意し
ピンポン玉を吸い上げて別の容器に入れるなどゲームのようにしたりしましょう。
お子さんと一緒に鏡の前で「あ〜お」の口のあけ方を手本を見せながら毎日10分ほどしましょう。
ラジオ体操などで呼吸を深くするような運動をしましょう。
コアラちゃん抱っこでギューと抱きしめ
親子でリズムを取りながら50までを6回数えましょう。(5分間程)
こうしたことを盛り込んで知育的生活をしてください。
以前より本をたくさん(1日10冊ほどが望ましい)読まれているとのことでしょうからその調子で続けてください。
3歳までの遅れを取り戻すのに2年はがんばるつもりで取り組んでいきましょう。
小学校に上がってからのことを思うと、これらはとても重要です。
がんばってください。
応援しています。
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