Posts Tagged ‘ことばの教室’
ことばが出ない子どもと荒関式
ここ数日、沢山のお悩み相談メールの中で以下の様な悩みを抱えるママさんが急増しています。
「子どもの診断結果をどう受け止めて良いのか分からない」
「誰にも相談する人が居ない」
「助けを求めた療育機関がいっぱいだった」
「周囲の理解を得られなくて、親なのに孤立した」等、幼稚園や保育園を辞めざるを得なかったケースも多く、
ママさんの精神状況の悪化が心配されます。
ママだって母親である前に一人の人間です。
一生懸命発達障害を抱える我が子と向き合いながらの仕事・家事・育児。切羽詰った状態の中、追い討ちを掛けるかの様な周りからの心無い声。
「周りの誰もが敵に見える」
「自分はいつも否定されるだけ」と思い悩んでしまいがちですよね。
しかし、子どもの小さな変化を見つけ、それに喜びを感じ、働きかけをやめないこと。
その姿勢が子どもの手本となります。
呼んでも振り向かない、反応もなく応えてくれないという我が子の姿を見ていると、本当に分かっているのかと不安になり、働きかけても仕方が無い・・・
と次第にママ自身働きかけをやめてしまい、気持ちが揺らいでしまいます。
しかし、反応が無いからといって必ずしも分かっていないということではありません。
まだ十分に反応する準備が出来ていない、あるいは分かっているが反対の態度を取ることもあります。
荒関式は、発達に最も重要と言える基礎、基盤作りをしっかりさせ、脳と身体の両方を育成できる教材として開発されました。
荒関式を行う過程でとても重要なことは、保護者の方の根気強い毎日の継続です。
子どもにとって見捨てられ、無関心でいられる事が一番怖いことです。
「ママ、僕らはまだ成長の途中だよ。まだまだ頑張れるよ、諦めないで!」
子どもの中にそんな声を見つけることができますか?見つけることができれば、ママの心は健康だという証。
まだ、間に合います。
荒関式でお子さまとスキンシップを取りながら母の愛情を毎日心と身体でで伝えてあげましょう。
ことばの遅れの為の 言葉の教室
お子さんに言葉の遅れや
言葉が全くでてこない状況におかれている親御さんは言葉の教室を探されます。
しかし、言葉の教室は滑舌の悪い小学生のためのものが殆どです。
つまり、
就学前はご家庭で言葉の入力を沢山してください。
ということなのです。
悩んでおられる親御さんにしてみればがっかりさせられると思います。
しかし、入力が足りてなければ引き出すことはできません。
入力の仕方、そして引き出し方
それが荒関式言葉発達法なのです。
ママの声かけ方法を変えると子どもは指示が聞ける!
『先生のお話を聞いて行動できてるかしら?』
入園、入学したばかりのお子さんの様子は気になるところですね。
前回の記事では、変化に対応するための工夫をお伝えしました。
今回は、先生や大人の指示を聞いて行動できるようになる工夫をお伝えします。
子どもが集団の中で指示を聞いて行動することができるのは、実は家庭での習慣も大きく影響しています。
お母さんの声かけの仕方で、先生の指示の聞き方も変わってくるということです。
先生の指示はほとんどの場合、子どもに伝わりやすく出されます。
その指示を聞き逃すお子さんには、この方法で声かけをしてあげると、不思議と指示がすんなり耳に入るようになるのです。
[3ステップで分かりやすい声かけに挑戦!]ステップ1 「ママがお話するよ。聞いてね。」
*ママの話を聞く、という心構えを持たせます!
ルールは、短い文を2文で。
ステップ2 「おもちゃを片付けるよ。終わったら台所(キッチン)に来てね。
」
*ここでも短い文を2つまで!台所に来るまでは、見守ります。
ステップ3 台所に来たら、「ママのお話聞けてたね。えらいね!」
*先ず褒めます!
「手を洗うよ。洗ったら、ごはんを食べようね。」
*行動して欲しい事の流れを伝え、見通しを立ててあげます。
お母さんがこのように3ステップの声かけをされるようになられれば、お子さんは徐々に変化を遂げられます!!
善の言葉と親の徳
私たち親が子どもに残すべきものは財産以上に親がこの世で積む徳だと私は感じています。
自分が生きていくだけでも大変な現代において、
どれだけの人を救える言動ができるかというのは簡単なことではないでしょう。
しかし、親の言動の全てがわが子の明るい未来につながっていき、
我が子が素晴らしい人に出会い、素敵な人生を歩めることに繋がっていくと知れば、
小さな善を積み続けて行くことも楽しくなってくるでしょう。
一人の力は小さくても、人との出会いはそれを一気に拡大してくれる時があります。
善ある言葉は人間同士が勇気をもって前進できる特効薬!
今日も良き言葉を発していきましょう。
つま先立ち
言葉が出にくい子達を指導していると3人に1人の割合で、つま先立ちをしています。
しかし、言葉が出てくるに従い、つま先立ちはなくなります。
つまり、頭に浮かんだことを言葉にして話せないと脳にストレスがたまるのです。
それを、緩和させるために出る体の自然反応だと捉えています。
つま先立ちをすると自閉症かもといったようなことが書かれている本を見受けることがあります。
しかし、言葉が出てくるとつま先立ちをしなくなるところを見てきた私はやはり、言葉の出ないストレスを疑っているのです。
荒関式で1日も早くストレスを取り除いてあげたいです。
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